自己破産のメリットデメリット

 

自己破産の利用には、どんなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
ここではそれについて見ていきましょう。

 

自己破産のメリット

 

自己破産の最大のメリットとして知られるのが
「免責が認められれば、借金が完全にチャラになる」という点でしょう。

 

他の債務整理の場合、手続きが終了しても、何らかの形である程度の返済が必要になる、というものなのですが、自己破産だけは「免責が認められれば、あとはまったくその借金についての返済をしなくていい」という状態になります。

 

また、借金の総額に制限がない、というのも自己破産の大きなメリットです。たとえば個人民事再生の場合、「無担保の借金の総額が5000万円以下であること」など、借金総額の制限があるのですが、自己破産の場合、どれだけ借金が多くても申し立て可能で、しかもそれが免責を認められれば全額チャラになるのです。

 

自己破産のデメリット

 

「借金がチャラになる」というメリットばかりが注目されがちな自己破産ですが、もちろんデメリットもあります。

 

まずひとつは・・・
持ち家がある場合は、原則として手放さなければいけなくなる、ということ。
持ち家も立派な財産なので、これを売って、そのお金を貸主である債権者に分配する必要があるわけです。

 

車を所有している場合は、その車が時価にして20万円以上のものであれば、原則として手放さなければいけません

 

簡単に言えば「自己破産で借金はチャラにしたいけど、家と車は手放したくない!」
などというワガママは通用しないわけですね。

 

あと、当たり前の話ですが、自己破産というのは個人信用情報の事故情報の中でも、もっともネガティブな情報となるため、この情報が登録されている間は、まともなところからお金を借りるのはきわめて困難となります。

 

また、自己破産で免責を受けた場合、
そこから7年の間は、再度の免責を受けることは原則としてできません

 

免責を何度もホイホイと気軽に受けられてしまうようでは、それを狙って悪用する人も増えてしまう、
ということから一定の制限がかけられているわけですね。