特定調停のメリットデメリット

 

特定調停にはどんなメリットとデメリットがあるでしょうか。
ここではそれについて見ていきましょう。

 

特定調停のメリット

 

特定調停のメリットは、なんといっても「安い費用でできる」ということ。

 

特定調停の申し立ての際には、申し立て手数料と、債権者などに郵送物を送るための切手を負担する必要がありますが、それでも本当に安上がりです。

 

どのくらい安いかというと・・・

 

具体的には、特定調停をする債権者が1社だけの場合は、手数料500円と切手が80円切手17枚+10円切手9枚の、1450円分でOK。つまり、合計で1950円です。
あとは債権者が1社増えるたびに、手数料500円と、250円分の切手(80円切手3枚と10円切手1枚)を追加していけばいいのです。

 

特定調停のデメリット

 

特定調停のデメリットとして挙げられるのは「調停をしても、それで話がまとまるとは限らない」ということ。

 

調停で調停委員が聞き取り・審査などをした結果、「この調停をやっても、きちんと返済できる見込みがなさそう」と判断されてしまうと、調停そのものが取り下げられてしまうのです。

 

また、特定調停で話がまとまった場合でも、デメリットがないわけではありません。調停によって決められた返済については「何がなんでも絶対に守らなければいけない」というのも、ある意味デメリットのひとつと言えます。

 

どういうことかというと・・・たとえば裁判を介さない任意整理の場合、もし任意整理での返済が延滞しても、いきなり給与差し押さえなどの強制執行がされることはまずないのですが、特定調停の場合は裁判を介して「調停調書」を作った上での合意をするだけに、その法的効力はきわめて強いものとなります。「一般的な訴訟の、確定判決」と同等の効力を持つんですよ。

 

ですから延滞をすれば、調停調書を根拠に、給与差し押さえの強制執行をされてしまう、という可能性も高いわけです。

 

もちろん「債務整理の約束は守ってちゃんと返す」というのは守るべき大原則なのですが、
強制執行のプレッシャーがかなり強い債務整理だと言えるでしょう。