本人確認書類を盗まれて勝手に借りられてしまったら?

 

 

「健康保険証が盗まれて、さらにその健康保険証を使って、
他人が自分名義で勝手に借金を作ってしまった」

 

などという場合は、どうしたらいいでしょう?

 

たとえ盗まれたものとはいえ、
本人確認書類を提出しての申し込みがされているだけに、
盗まれた側が返済をしないといけないのでしょうか。

 

名義を不正に利用された場合は支払い責任なし!

 

さて、健康保険証などが盗まれて、それを使って他人が勝手にあなたの名義で借金をした場合、
あなたの支払い責任はどうなるのかというと・・・

 

結論から言えば、法的にはあなたに支払い責任はありません

 

ですがそのまま放っておいていいわけがありません。なぜなら、貸した側のキャッシング業者からすれば、
その融資が「盗んだ本人確認書類によってなされたもの」だということは分からないわけですから。

 

本人確認書類が盗まれていることに気がついたら、まずは警察に届け出るのが大原則ですし、取り立てをしてきたキャッシング業者に対しても、「それは盗まれた保険証でなされた契約だ」などという趣旨のことをきちんと説明し、自分には支払い責任がないことを認めてもらうことが大切です。

 

電話だけでそうした話を認めてもらうのは難しいので、内容証明郵便を利用することをおすすめします。
内容証明郵便には、「現在督促されている借金は、盗まれた本人確認書類によって発生したものであって、私自身が借りたわけではなく、私には支払い義務は無いので、今後の返済請求は一切やらないようにしてほしい」という趣旨の内容を書いておきましょう。

 

それでも業者側が「盗難された本人確認書類でなされた融資」だと認めてくれず、引き続き取り立てをしてくるようであれば、弁護士に相談の上「債務不存在確認訴訟」を起こすことになります。

 

借りられてしまう前に!「本人申告制度」を利用しよう

 

健康保険証などの本人確認書類が盗まれていることに気がついた、でも今のところ幸い、
それを悪用した借金は作られていない・・・

 

そんな場合は、今後の悪用のリスクを少しでも軽減するために「本人申告制度」を利用するのがおすすめです。

 

本人申告制度とは
個人信用情報機関に登録されている自分の信用情報に、、50文字以内でコメントを入れることができる、というもの。これを利用すれば、個人信用情報機関を利用している業者に対して、コメントで盗難の事実を知らせることができるのです。

 

キャッシング業者に対して本人申告制度を利用したい場合は、キャッシング系の個人信用情報を取り扱っている日本信用情報機構(JICC)に申告をする、という形になります。

 

日本信用情報機構のホームページのトップページにある「情報開示手続き等のご案内」のところに
「本人申告コメント情報の登録とは」という項目がありますので、そこをクリックして手続きについての詳細を確認して下さい。