未成年の契約は取り消せますか?

 

「未成年者である子どもが、知らないうちにキャッシングからお金を借りていた・・・」
もし、あなたがこの子どもの親なら、どうしますか?
子の代わりとなって、借金を返済してあげる?

 

いえいえ、ちょっと待って下さい。未成年者の融資契約は、取り消しできる可能性大なのです。

 

未成年者は法律で保護されている存在

 

「未成年者の融資契約は取り消しできる可能性大」と言える根拠は何かというと・・・

 

実は未成年者は、法律上では「社会経験も未熟な無能力者」として扱われているのです

 

そして、
無能力者に、成人と同じだけの
義務を課すわけにもいきません

 

だからこそ未成年は、「単独で金品の売買や、借り入れなどをすることができない、こうした取引をするには、両親などの法定代理人の同意が必要」とされているのです。

 

逆に言えば、法定代理人の同意なしに未成年者が融資契約などをしても
「親の同意もとらず、無能力者と契約したキャッシング側が悪い」ということで、
その契約を無効にできる、という保護がなされているのです。

 

未成年者の契約でも、無効にできないケースとは?

 

そんなわけで未成年者の融資契約は、
原則としては無効として取り消すことができるのですが、一部「無効にはできない例外」もあります。

 

まず、未成年者であっても、すでに結婚している人は、
その結婚によって成年になったと見なされるので、無効にはできません。

 

次に、親の同意を得て営業活動をしている場合、その営業上で作った借金については、「営業の範囲内においては成年と同等である」と見なされるため、これもまた無効にはできないのです。

 

あと、未成年者が、自分の年齢を20歳以上だと偽ったり、親の印鑑を勝手に持ち出すなどして「親の同意を得ている」とよそおったりするなど、
「未成年者が何らかのウソ・だましの手口を使って契約した」という場合も、無効にはできません。

 

「ウソやだましの手口を使うような者は、たとえ未成年者であっても保護する必要はない」
と見なされてしまうわけなのです。